課題概要:美容院業界の現状を踏まえグループで美容室をデザイン。
作業時間:15時間
材料:スチレンボード2mm、5mm、バルサ、紙
サイズ:1/50
人数:5人
髪のケアに主軸を置いた定期的に通うまるで町医者のような美容院。
全体図。
私たちが提案するのは、髪の健康ための美容院。見た目の綺麗さはもちろんだが根本的な部分から美しさを追求するお店を提案。今回のお店は元々ある古民家を改装したもの。場所の想定は都心に近い街中。古民家の良さを生かして、まるで実家に帰ったかのような安心感が得られるような空間作りを意識した。待合室には囲炉裏がある。
カットスペースは元々六畳と八畳の和室をひとつに繋げている。ひとりひとりの悩みに寄り添ったケアの方法を提案できるように、美容師は様々な事柄について、幅広い知識を有する人を雇っている。 また、縁側ではゆったりとした時間を過ごすことができ心身ともにリフレッシュ可能な美容院でもある。カットスペースは広めにとっている。
カットスペース。
シャンプースペース。
受付では、この美容院独自のカルテに最近の悩みや気になっていることなどを記入してもらうシステム。お店の名前「HAAR KARTE」の由来はこのカルテから。ドイツ語で髪の紙。お客様一人一人の髪カルテがあり、それによって処方を決めていく店にとって重要なツールを店名として採用した。
また、古民家を再生することによって、地域の活性化も図っている。新しくお店を建てるのではなく、今あるものを活用して活かせる方法を模索した。一般的に美容院は洗練されて綺麗な空間が多い。しかし、同時に新規オープンするお店と閉店していく店の変動が大きい業界でもある。そこで地域の資産である古民家と美容院という新しい組み合わせを提案。
ケア商品。
ケアに力を入れている。受付で処方箋のようにケア商品を渡す。少量を試してもらい1週間程度でもう一度来てもらうシステム。ディスカッションする中で、美容室で買ったものを最後まで使い切らないことも多いという意見があり、このような形を思いついた。使い方や使い心地をじっくり試して本当にその人にあったものを見つけられる。
maena takada portfolio site
0コメント